エンタメユダヤ人,初恋,戦争

小学生にして、驚異の運動オンチ能力に目覚めた私、運太郎の楽しみは図書館の本を読むことだった。
『アンネの日記』をはじめて読んだのは、中学生のときだった。

『トム・ソーヤの冒険』『ガリバー旅行記』『15少年漂流記』などがお気に入りだったのに、ある日ひょんなことから『アンネの日記』を手にし、すっかりアンネに取りつかれてしまった。
もしかしたらあれは、運太郎の初恋だったのかもしれない……

「戦争という悲惨な状況下にもかかわらず、みずみずしい感性を失うことなく、精いっぱいの人生を生きたユダヤ人少女の日記に、生きるよろこび、生きる勇気を与えてもらった……」
こんな言葉が陳腐に聞こえてくるのが、この作品の魅力だ。

1947年6月25日、オランダで出版された原題『Het Achterhuis(秘密の別館)』
5年後の1952年、日本で発売となった日本語版タイトル──『アンネの日記』
日本語版タイトルも秀逸だ。
※最近、運太郎の語り口調がなんかまじめくさくないか? ツッコめナイじゃん!